朝から暇だったので、庭を見渡していたら、お隣の方へ伸びている木を見つけた。
少しだけ切ったりと手を入れる。
南天の木だった。お正月のお節に彩りを添える実だ。綺麗に形を整えた。
庭木を剪定し始めるとスイッチが入り、庭の不用品を処分したり、椅子やテーブルを移動したり、雑草を抜いたりと一人で片付け始めて、結局ゴミ袋3袋位になった。
父と母2人だとなかなか進まない処分も、これはもういいよねと確認しながら捨てていく。
捨てるものも夫婦で選ぶ感覚が違うと、大変だ。
捨てたいのに捨てられない。そんな親を見て、娘の私がエイッと捨ててきた。
汗だくになったのでシャワーを浴びて、一息着く間に、雨がザーザー降ってきた。
台風がきたのだ。
庭の掃除はベストタイミングで終わり、
もう風に飛ばされるものは何もなかった。