2017-10-13

情熱というエネルギー


「むーさんの背中」 挿絵より



「ここはなんでこういう風にしたの?(塗ったの?)」

私の連載の絵を見ていた彼女が聞いた。

きっとこれはテクニック云々のことではないのだろうと、
少し考えて、

「揺らぎ、、、かな」
 と答えた。

その登場人物の心の揺らぎ。


背景の、しっかり塗り込まなかった部分に、
いつのまにかその揺らぎがでていた。



線でもなく、面でもない。

完璧じゃない人間の、一瞬一瞬の心模様が、
筆を通して伝わっていく。


偶然なのか、必然なのか、
いつもそんな風にしていつのまにかに絵ができる。

絵を描く時に一番大切にしていることは、
何をどんなふうに感じたか。
 

 一緒に仕事をするクライアントの息づかいも、
実は伝わってくる。
情熱は、最高のエネルギー。

仕事はエネルギーの交換かもしれない。
情熱的に仕事したいし、生きていきたい。










芸術新潮11月号

久しぶりの投稿です。 今日は11月11日です。ゾロ目の日というのは、何か記録をしたくなります。(なりませんか?) ________________________________________ 「芸術新潮11月号」 堀江敏幸さんのエッセイ#定形外郵便の挿絵をご紹介します。 今月...